artistic sounds

容器と肴

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そもそも、そこにここにある、おるだけでよいという状態、描いたり歌ったりといった具体的な表現方法を放棄してただ佇むだけで表現を全うしたい、ということを目指してここ何年か過ごしておったのでここ数年、描きたいと思わなくてだらだらとたまに描くだけなのはむしろ、望んでおる形なんじゃないだろうか、なんて思ったりもすんだけどもこれは単に惰性で毎夜酒飲んでなし崩しに眠るから描いてないだけの話。
んでそこまで達観してもおらんので、描かなければ俺は絵描きではないんじゃないか、というなんだかよくわからない執着、何かしらの肩書きがないと自分の存在意義を自認できない世俗的な自分がまだまだあるからで。
年末の十数年続いたカフェでの絵の展示時期が近づき、辻褄合わせのように今、「描かねば、、」なんて深刻ぶった面持ちで呟きながら描かずに飲んだくれていたら今年の展示のテーマだけが決まった。そろそろチラシ作らなあかんから。
「容器と肴」
ポットや銚子、急須に湯呑み、毎夜のお酌のおともの漬け物ややっこ、めざしや鯖の塩焼き。目の前にある日常の具体物をモチーフに何も考えずにただ線と色の構成を楽しみながら描くことにする。
ポツリときて「あ、雨」と呟くように、描こう。
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# by artist-suguru | 2017-10-15 19:27 | Comments(0)