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紙一重で結局どっちもあほな場合

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安い立ち飲み屋で堅苦しいことは言うつもりはないのであるがそれにしても。
5センチほどありそうなバカ長くて黒いネイルした手でさほどうまくもない串焼きの乗った皿を持ってこられるとさすがになんだか食欲が失せたのは事実であるのだけれども私はまたこの立ち飲み屋に来るのだろう。
近年、サラリーマンのオヤジが行くようなこういった立ち飲み屋にも若い男女が出入りするのも珍しくなく、たまに若者が「この串焼きうめえ!」とか言ってんのを聞く度に「うまくねえよ、てかまずい時も多分な割合であるよ、てかちょっとこれ赤いけど大丈夫かな、ま、明日になったらわかるか」と心の中で呟きつつ串にかぶりついたりしてんだけども、若者はポテチとかばかり食いすぎて色んなところがバカになってんのだろうか。

とか考えつつ酒を注文するためにそのバカ長い黒ネイルのR&Bとかソウルフルに歌いそうな耳のうしろに英字のタトゥーいれた店員さんに「お酒を常温で」注:ここでは「ひや」つーとキンキンに冷えた日本酒がやってくる、と声をかけたら彼女はカウンターの中の調理場に向かって「外2番さんお会計でーす」と叫ぶのが聞こえたのであるが多分かなりの高確率で俺が2番さんだと思う。なので「あれ?」と思って厨房の方を見ると彼女のオーダーを聞いたそちらの方も「あれ?」てな表情で、
てのも市に出店した帰りは大荷物で、私は一杯やって帰る店を探すのも面倒なのでこの立ち飲み屋の前の道に据えられた半ば外のテーブルでよく飲むから店の人は顔を覚えているらしく、
「お酒常温で」の注文の声を上げる前に口を開けると「お酒で?」つーので「はい」と答えるだけのことも多い。なのでいつも飲んだくれてるあのおっさんが酒一杯だけで会計なんてどうなのてな感じの「あれ?」だろう。
んで酒を持ってきてテーブルに置くもネイルだけではなく香水がきつい。

なんか何一つなってないのに悪い気分にならないのは多分、彼女が彼女なりにひたむきな態度でやってるからなのだろう。

真面目に取り組むことがひたむきにやることと同義としてやっていいのが若者の特権のひとつなのかもしれない。

それにしてもコイツはアホすぎるな。最近、市で出会った革職人の小学生の娘さんと話したのだけれども「なかなか賢い子だなぁ」と思ったので見習えと言いたい。
そんなことが言いたかったわけじゃないんだけどまあええか。

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# by artist-suguru | 2017-03-26 20:16 | Comments(0)